▼祭りの機能 お祭りが好きだ。夏祭りには行かなくなってしまって久しいけども、子供の頃はお祭りが本当に好きだったし、例えば文化祭の準備等も好きだった。社会人になってからも、変な話だけど例えば絶対に受注したいお客様向けの提案書をみんなで徹夜で作…
※「スターウォーズ EP9/スカイウォーカーの夜明け」について、以下ネタバレの記述があります。未鑑賞の方はご注意いただければ幸いです。 ▼これ以上ない「よかったね」感 スターウォーズが終わった。終わってしまった。今後もEP10〜12が作られるらしいけど…
◆ヨシムラくんは如何にして瞑想を受け入れたのか ここ数ヶ月のテーマは「物語を読者や視聴者が受け入れる(許容する)にあたって、必要な機能やギミックは何か?」で、これは友人のヨシムラくんがきっかけだった。 ヨシムラくんは前職で知り合った友人なのだ…
雑文。 ◆SFの論法 神林長平、円城塔、飛浩隆、伊藤計劃など、「ことばそのもの」を対象としてSFを書く人は多い。この場合のSFはサイエンスフィクションというよりもむしろ、思索小説とでも呼ぶべき場合がある。 SFを書くにあたってはいくつかの論法があり、…
精神に破綻をきたした者は、自ら診断を願い出、狂気と診断されれば除隊できる。ただし、自ら己の狂気を認識できる者は、"狂人"とは呼ばれない ー アメリカ空軍軍規 第22項 よしむら君という友人のオススメでジョーゼフ・ヘラーの『キャッチ=22』を読みました…
◆転職しました 新卒から6年間つとめた会社を退職し、都内の20人足らずの会社に転職しました。前職はグローバルで5,000名くらいの会社だったので、相当にスケールが小さくなりました。商材も前職の1,000万円〜というレンジから、1契約あたり100万円〜という…
◆理解とは何か? ピーター・メンデルサンドの『本を読むときに何が起きているのか』を読んだ。 https://www.amazon.co.jp/dp/4845914522 我々が「理解」と呼ぶものの、なんと儚く頼りないものかを非常によく教えてくれる本だった。本を読むことで得られる理…
◆paionia@名古屋 paioniaがバンドとしては2年くらいぶりに名古屋にやってきた。土日だったので観に行ったのだけれども、いよいよもって彼らの「怒りによって駆動するエンジン」に驚嘆せざるを得ない。何年も前に、たぶん大学を留年してフラフラしていた時…
◆自宅にインターネットがなかった 名古屋に引っ越してきて2年半、自宅にインターネット回線を引かずに生きてきた。鎌倉の実家に住んでいたころ、また東京都北区にひとりで住んでいたころと、光回線のインターネットを引いていたが、名古屋に引っ越してきて…
◆太りやすくなった この2週間くらい、ガラにも無く大変仕事が忙しい。徹夜をしたり休日出勤したりしているし、今この文章も会社で書いている。そんなわけで深夜まで仕事して、24時間営業の牛丼食べて3時間寝るみたいな生活してたら2週間で3kgも太ってしま…
『全ての可能な文字列。全ての本はその中に含まれている。 しかしとても残念なことながら、あなたの望む本がその中に見つかるという保障は全くのところ存在しない。これがあなたの望んだ本です、という活字の並びは存在しうる。今、こうして存在しているよう…
さて、今後数回に分けて(連続した記事とは限りません。その時々で気に入ったものの記事を挟む可能性もあります)、アイデンティティ不安について書こうと思っています。非常に難しいテーマで、私自身も27歳になってすらこの種の不安を抱えることがあります…
『STACY』 2001年/日本映画/80分 【原作】大槻ケンヂ 【監督】友松直之 【脚本】大河原ちさと ゾンビ関係の話を延々するのもどうかと思うので、今回でゾンビの話は一旦終わりにします。とにかくアホな映画です。まず原作:大槻ケンヂの時点で大変な期待が…
『桐島、部活やめるってよ』 2012年/日本映画/103分 【原作】朝井リョウ 【監督】吉田大八 【脚本】吉田大八・喜安浩平 これまで2本の洋画から、「ゾンビとはいかなるものか」「何のメタファーとしてゾンビが描かれるのか」を書いてきました。 ゾンビとは…
前回は「ゾンビは“たくさんいるから”怖い」という話を書きました。前述のように、この映画はジョージ・A・ロメロ監督という人が撮った映画ですが、ロメロ監督は「自分はゾンビ映画を撮っているが、人についての映画をいつも作っている」と述べています。 つ…
『Zombie/Dawn of the Dead』 1978年/イタリア映画/115分 【監督・脚本】ジョージ・A・ロメロ ブログ本番の記事がいきなりゾンビについてです。ドン引きですね。 さて、ゾンビについて考えてみるときに同時に考えてしまうのは、「人間とは何か」です。初…
映画・音楽・小説・アニメなどコンテンツの感想を文章にすることを、今まで避けてきました。 その作品に対して持っている感情を『感想』として纏めてしまうと、自分の中の感情が『感想』の枠に強制的に収められてしまうような気がするからです。 小田和正や…